喪の仕事
出会いがあれば別れは必ずやってきます。持ち望んでいなくても必ずやってきてしまうのです。
それがたとえ最終的な「死」という結果であっても、それは死別という別れになるのです。人としてこの世に生まれてきたからには、「別れ」を経験していかなければなりません。
ひとくちに別れと言っても、それにはいろいろなことがあります。肉親の死別、恋人との別れ、子供の巣立ち、ペットの死、卒業等々・・・。
またそれは人との別れに限りません。受験で失敗する、職を失う等、ものや事柄に対しても言うことができるでしょう。その対象が人であれものであれ、ある事柄であれ、別れを悲しむのはその対象に「愛」があるからなのです。
「別れ」は非常に辛く悲しいもの、できれば決して経験はしたくないものです。私もそう思っている内の一人です。しかし生きている以上は別れを経験しなければなりません。
そのような愛する対象を失ったとき、人はどうすればよいのでしょうか。その悲しみにどのように耐えていけばよいのでしょうか。その経験こそが人が乗り越えなければならない人生におけるもっとも大事な課題であると私は思います。
そしてそれを「喪の仕事」(Mourning Work)と言っています。これから不定期にこの「喪の仕事」について文献を参考にしながら、自身の体験を交え、考察していきたいと思います。





