時の解決2
こころの傷は時間が経てばある程度は癒えていく、ということを「時の解決」で話しました。
しかし完全に癒えるということはないでしょう。
こころは実体がないもの。目に見えないものだけに癒えたかどうかもわかりません。
完全に癒えたと思っていても、ふいに思い出すこともあります。
思い出深い音楽が流れてきたり、似ている人を見かけたり、同じ香水の匂いを嗅いだり・・・。そんな経験をしたことはないでしょうか。
こころの傷の多くは時間が解決してくれるもの。
でも、過去の記憶を消すことはできません。
過去を消せたらどんなに楽かとも思ったこともあります。
みなさんも忘れたいという過去をお持ちではないでしょうか。
最愛の人と別れてしまったときや肉親が亡くなってしまったときなど、その後の人生において忘れることはできませんよね。不可能です。
傷ついた過去を忘れることはできないのなら、こころの傷を癒すということは、それを良い思い出と変えていくことなのかもしれません。
時に思い出し、涙することもあるでしょう。何年経っても苦しくなってしまうことがあるかもしれません。
思い出したくない過去も傷ついた思い出も、こころの中から消えることはないでしょう。
それらを受け入れ、「あんなこともあったなぁ」と良き思い出としてこころにしまって置くこと、受け入れること、これが「傷が癒える」ということなのではないでしょうか。
良い思い出としてしまっておいても、涙することはあるでしょう。
でもそれでいいのだと思います。それで・・・。





